一人旅で気を付けるべきこと。楽しい旅にするには、リスクと正しく向き合うことが大切です。
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管理人の夏歌(なつか)と申します。
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私は一人旅が大好きです。でも、メリットしかないから絶対行ったほうがいい!とは思いません。
普通に生活しているだけでも、事故や事件に遭うリスク、病気になるリスクに囲まれています。
旅行先の慣れない土地ではそういったリスクはさらに高まりますし、海外ではなおさらです。
今回の記事では、一人旅をするにあたって気を付けるべきことについて書いていきます。
- 1.一人旅のリスクとは
- 2.たくさんのリスクがあるのに、なぜ一人で旅行に行くのか?
- 3.安全に帰ってくるために
- 4.まとめ リスクが伴うのは当たり前。リスクとどう付き合い、いかに楽しい旅にするのかが重要
1.一人旅のリスクとは
一人で旅行をするにあたって、どのようなリスクがあるでしょうか?
まず、海外を想定してみましょう。
よく聞くのは、スリや置き引き、ひったくりなど財産を失うリスクです。
また、地域によっては誘拐や強盗などに遭い生命にかかわることもあります。
特に女性であれば、性犯罪に遭ってしまうリスクも無視できません。
国内はどうでしょうか。
海外と違って言葉も通じますし、治安も良いです。
ですが、中には軽犯罪が多発するような地域や繁華街もあります。
電車内でのトラブルが犯罪につながったり、通り魔的な犯罪が発生し巻き込まれてしまう可能性もあります。
ほかにも、立ち寄ったお店や旅先で出会った人に詐欺に遭ってしまう、観光で注意が散漫になり交通事故に遭ってしまう、自然災害や観光地での事故に巻き込まれてしまう、体調を崩すなど、リスクを挙げればきりがありません。
2.たくさんのリスクがあるのに、なぜ一人で旅行に行くのか?
初めて海外を一人で旅行しよう、と思い立った後、旅行先で危険に巻き込まれないためにどうすればいいか、いろいろなことを調べました。
外務省の海外安全ホームページも読みました。
こちらのページはコンテンツも豊富で、国別の「安全の手引き」や具体的な事件が紹介されている「海外邦人事件簿」など渡航前の心構えを作るのに最適です。
こうして情報を集めると、海外旅行も楽しみなだけのものではなくなってきます。
怖いし家族や友人にも心配をかけるしやめようかな......
という考えも一瞬よぎりました。
ですが、同時に「リスクを取らなければリターンは得られない」というのを思い出しました。
これは、よく投資の大原則として聞く言葉ですが、私はこれは日常生活においても言えることだと思います。
家にこもってじっとしていれば、交通事故に遭ったり通り魔事件に巻き込まれることもないかもしれません。
でも、それで得られるものはやはり限られてしまうと思うのです。
外に出て、日本からも出て、いろいろなことを見て、聞いて、体験するという大きな「リターン」を得るには、「リスク」を取って安全なところから飛び出す必要があるのではないでしょうか。
海外にはこれまで何度か行ったことがありましたが、すべて大学側の手配した旅行会社の引率付きで、すべて手配が済んでいる至れり尽くせりの渡航でした。
自分で飛行機を予約するのも、一人で搭乗手続きを行うのも、ホテルを手配してプランを立てるのも初めてだったため、
知り合いに聞いたり、ホームページのレビューを熟読したり、ブログなどの体験記を読んだりしながら計画しました。
不安も多かったですが、本当に楽しかったです。
そして、何より自信がつきました。
これまでは、飛行機の乗り方や、入国や出国の手続きなど、一緒に渡航したほかのメンバーについていくだけだったため、結局よくわからないまま帰ってきてしまっていたのだと思います。
買い物や観光も集団で行くことが多かったです。
一人では、困ったことがあれば自分で解決しなければなりません。
ホテルの人やスーパーの店員さん、観光地のスタッフの方、地元の方、キャビンアテンダントの方ともコミュニケーションを自分で取る必要があります。
今まで人に頼りっきりだった自分を自覚するとともに、
自分でもなんとかここまでできるのか!
と嬉しくなったのを覚えています。
それから、もっと新しい土地に行ってみたい、見たことがないものを見て、食べたことがないものを食べて、たくさんの経験をしたいという思いに火が付き、今に至ります。
私がたくさんのリスクを認識しながらも一人旅をするのは、リスクがあってこそ得られるものが大きいからなのです。
もちろん、リスクをどこまでもとることはできません。投資と同じです。
「怖いだけ」の一人旅にしないためには、
・リスクの高すぎる行動は避ける
・リスクに適切に対処する
の2点が重要だと考えています。
この2つをどのように実行するか?
以降の章にて説明していきます。
3.安全に帰ってくるために
1.リスクの高すぎる行動は避ける
まず、そもそも許容できないレベルのリスクは取りません。
例えば、行き先や時期です。
魅力的な観光地があっても政情の不安定な地域は選ばず、一般に治安が良いとされている地域を選ぶようにしています。
これは、渡航を知る家族に無用な心配をかけないことにもつながりますね。
また、地域によっては暑すぎる時期、寒すぎる時期、治安が不安定になりやすい時期があるかと思います。
そういったタイミングでの渡航は避けるようにしています。
特に厳しい気候では体調も崩しかねないので、過ごしやすいタイミングを選びたいですね。
また、旅先でもリスクの高い行動は避けます。
まず、国内海外問わず「治安が良くない地域」は事前に知っておくようにしています。
外務省のサイトや、現地に住んでいる方のブログなどを参考にし、そういった場所に近づくことは避けるようにします。
また、日が落ちてからの一人歩き、特に繁華街や人通りの少ない場所はたとえ国内であっても避けるようにします。
観光の関係で帰りが遅くなるような場合は、送迎を頼むか、駅やバス停からのアクセスがいいホテルを選ぶようにしています。
そして、特に海外では観光客として目立ち過ぎないことも意識しています。
派手なアクセサリーや鞄は持たない、露出の高い服装は避けるのはもちろん、道端でガイドブックを広げたり、きょろきょろし過ぎたり、写真を撮るのに熱中したりしないなど、
観光客はそれだけで犯罪の対象になりやすいですし、写真撮影やガイドブックは注意が散漫になる危険もあります。
慣れない土地ではありますが、現地の人に溶け込む勢いで堂々と歩くようにしています。
2.リスクに適切に対処する
次に、リスクを許容できるレベルに抑えたら、リスクを実際の事件や事故に繋げないための対策をとります。
まずは貴重品の管理です。
パスポートにスマホ、クレジットカード、現金など、なくなったら困るものは肌身離さず持ち歩きます。
きちんとしたホテルに泊まるのであれば、余分な現金やパスポート、使わないカード類はセキュリティボックスに入れておき、そもそも持ち歩かないのも手です。
私は以前は貴重品のうち持ち歩くものは鞄の奥の方にしまうことでスリなどにあわないようにきをつけていました。
ですが、空港でパスポートを出し入れしたり、街中で財布を出すのにもたつくことが多いのが悩みでした。
どうにかならないか、と調べてみたところ、パスポートケースというものがあることを知りました。
ウエストポーチタイプと首から下げるタイプがあったのですが、私は国内旅行でも違和感なく使えるように、首から下げるタイプにしました。
こちらの商品です。
以前沖縄旅行をした際に使ったのですが、現金やカード、スーツケースの鍵、搭乗券やバスのフリーパスなどの貴重品をまとめてしまっておけるのに薄くコンパクトで便利でした。
(残念ながらコロナの影響で、これを買ってからまだ海外には行けていません。)
次に気をつけているのは、飛行機やホテル、ツアーや交通機関の手配の際に安全を重視することです。
例えば......
1つめの「リスクを避ける」ことにもつながりますが、飛行機は夜中の発着は避けるか、暗い時間帯に出歩かなくていいように空港内の施設や送迎サービスを利用する、
ホテルは値段だけでなく駅からのアクセスが良く、セキュリティがしっかりしているところを選ぶ、
ツアーの手配は信頼のできる業者を使うなどです。
交通機関は、個人的にはタクシーは知らない人と密室になってしまうのが怖いので使いません。
なるべく電車やバスを使いますが、行き先によっては電車の方が危険というケースもあるので、事前の情報収集は必須です。例えば、フィリピンでは、電車は混み過ぎていてスリなどの危険が高いと聞きました。
計画を立てる段階で、十分に現地の治安や交通インフラ、コンビニやスーパーの場所も把握しておくと良いです。
4.まとめ リスクが伴うのは当たり前。リスクとどう付き合い、いかに楽しい旅にするのかが重要
一人旅に行きたいけど怖いから迷っている、そんな方が少しでも
自分でもできるかも
と思っていただけたら幸いです。
一人旅に焦点を当てて書きましたが、たとえ友人との旅行であっても、おしゃべりに熱中して注意が散漫になってしまえばスリなどに遭うリスクは高まります。
つまり、記事の中で上げたようなリスクは一人旅に限らないと思っています。
また、リスクやその対処法をいろいろ書きましたが、すべてを網羅しきれているとは思っていません。
楽しい思い出を持ち帰るためにも、 いろいろな状況を想定して計画を立て、現地でも注意して行動することが必要です。
この記事が、皆様の良い旅の参考になれば嬉しいです。
夏歌(なつか)